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革靴の輸入関税
こんにちは。
貿易法務が好きな行政書士橋本です。
貿易に憧れ通関士勤務をへて、いまは行政書士として貿易業界に欠落しているサービス提供できるように心がけています。
時期的なものあるのですが、革靴の輸入税制について少し書いてみたいと思います。
ご興味ある方は、続きをお読みください。
革を使用した靴は関税が高い
靴といってもたくさんの靴があります。
革靴、スポーツシューズ、長靴、サンダル、登山靴などいろいろ種類があります。
革靴はその甲と底の材質、一体成型の有無などがHSコード決めるうえでポイントとなります。
ここが分からないと、どのHSコードに分類されるの判断することは不可能です。
現品を見たとしても、合皮か本物革かどうか判断は難しいです。正確な材質を仕入れ先から確認することが最低限、輸入には必要です。
また、革靴には一体成型や補強など細かい部分でHSコードがかわり税率もおおきく変わります。
はっきりしない場合は、税関等に確認してから輸入計画を立てることをお勧めします。
関税の高い革靴とわかったら
関税の高い革靴とわかったら、2つの選択肢があります。
一つはそのまま、高い関税で輸入してします。このばあいは、特に手続等は必要なく数量制限もありません。少量で一時的な輸入なら、こちらの方が手間を考えるとよいかもしれません。
二つ目は、一定の輸入実績・事業内容を備えた上で、関税割当を受ける当選択です。この場合は、初めての輸入では要件を満たしませんが、過去に輸入実績があるのなら、その他の一定の要件もあわせて満たすことで、申請することができます。
靴を輸入している業者さんは、ほぼこの制度を利用して、有利な税率で輸入していると思います。
貿易制度の理解はコスト下げる
貿易業界というのはどこか特殊性がありまして、小規模事業者等で情報弱者になってしまうと、不利な面があります。
クーリエサービス等でおまかせの場合などは、貿易制度自体の話を聞くこともなくなんとなくこんなものとなってしまっていることもあります。クーリエさんに詳しい説明をもとめても、暇じゃありませんから難しいかもしれませんね。
より詳しく知りたい方はコチラ
これからも、輸出入に役立つ情報を紹介していく予定です。